主に柔道に関連した文科省、スポーツ庁、関連機関の通知や資料 2019年11月18日情報更新
《2019年(平成31年)》
「体育・スポーツ活動中の熱中症を予防しよう‼」令和元年5月 日本スポーツ振興センター
https://www.jpnsport.go.jp/anzen/Portals/0/anzen/kenko/pdf/card/H31/R1_5_2.pdf
「学校でのスポーツ事故を防ぐために」平成30年度スポーツ庁委託事業 日本スポーツ振興センター 平成31年3月
https://www.jpnsport.go.jp/anzen/Tabid/1905/Default.aspx
「熱中症を予防しよう〜知って防ごう熱中症〜」平成31年3月 日本スポーツ振興センター
https://www.jpnsport.go.jp/anzen/Portals/0/anzen/kenko/jyouhou/pdf/nettyuusyo/nettyuusyo_all.pdf
暑い中で無理に運動しても、トレーニングの質が低下する上、消耗が激しく、効果は上がりません。熱中症予防は、安全面だけでなく効果的トレーニングを行う上でも、大変重要です。
2 運動種目は多岐にわたりますが、野球、ラグビー、サッカー、柔道、剣道で多く発生しており、これらの種目では、特に注意しましょう。
3 暑さへの耐性は、個人差が大きく影響します。特に肥満傾向の人は熱中症事故の7割以上を占めており、注意が必要です。
「運動部活動の在り方に関する総合的なガイドライン」のフォローアップ調査結果について(通知)※教育関係機関向け 平成31年3月20日 スポーツ庁
http://www.mext.go.jp/sports/b_menu/hakusho/nc/1414714.htm
1 運動部活動の方針の策定等 なお,都道府県においては,本ガイドラインの基本的な考え方が,学校の種類や設置者の違いに関わらず該当するものであることを踏まえ,高等学校に関する方針や私立学校に関する方針を策定していない場合は,これらの学校を対象とした方針についても遺漏なく対応願います。
「運動部活動の在り方に関する総合的なガイドライン」のフォローアップ調査結果について(通知)※体育・スポーツ団体向け 平成31年3月20日 スポーツ庁
1.短時間で効果が得られる活動の推進
各中央競技団体で,中学校及び高等学校等の運動部活動における,合理的でかつ効率的・効果的な活動を行うための指導手引の作成・公開を行っていない場合は,速やかに検討の上,対応いただくよう,また,既に対応いただいている場合は,改訂を適宜行っていただく等,今後とも充実に向けた取組をお願いします。
「運動部活動の在り方に関する総合的なガイドライン」フォローアップ調査結果概要 平成31年2月28日 スポーツ庁
http://www.mext.go.jp/sports/b_menu/hakusho/nc/__icsFiles/afieldfile/2019/03/27/1414714_1.pdf
《2018年(平成30年)》
【文化部活動の在り方に関する総合的なガイドラインの策定及び文化部活動の適切な運営等に係る取組の徹底について(依頼)※教育関係機関向け】平成30年12月27日 文化庁
【文化部活動の在り方に関する総合的なガイドラインの策定及び文化部活動の適切な運営等に係る取組の徹底について(依頼)※文化関係団体向け】平成30年12月27日 文化庁
【文化部活動の在り方に関する総合的なガイドライン】
http://www.bunka.go.jp/seisaku/bunkashingikai/kondankaito/bunkakatsudo_guideline/h30_1227/index.html
「文化部活動の在り方に関する総合的なガイドライン」
(2)望ましい部活動の在り方
各学校においては、生徒の自主性・自発性を尊重し、部活動への参加を義務づけたり、活 動を強制したりすることがないよう、留意すること。
【運動部活中における熱中症事故の防止等について(依頼)】平成30年7月20日スポーツ庁
http://www.mext.go.jp/sports/b_menu/hakusho/nc/__icsFiles/afieldfile/2018/07/23/1407455_1.pdf
夏季休業等の長期休業中には,生徒が十分な休養を取ることができるとともに,運動部活動以外にも多様な活動を行うことができるよう,ある程度長期の休養期間(オフシーズン)を設けることとしていることも参考に対応すること。
【運動部活動における熱中症事故の防止等について(依頼)※教育関係機関向け】平成30年7月20日スポーツ庁
http://www.mext.go.jp/sports/b_menu/hakusho/nc/1407452.htm
夏季休業等の長期休業中には,生徒が十分な休養を取ることができるとともに,運動部活動以外にも多様な活動を行うことができるよう,ある程度長期の休養期間(オフシーズン)を設けることとしていることも参考に対応すること。
【熱中症事故の防止について】平成30年7月18日
http://www.mext.go.jp/component/a_menu/other/detail/__icsFiles/afieldfile/2018/07/19/1407232_20.pdf
【 熱中症を予防しよう−知って防ごう熱中症− 】 DVD(11分18秒)日本スポーツ振興センター
https://www.jpnsport.go.jp/anzen/tabid/1765/Default.aspx
http://www.mext.go.jp/sports/b_menu/hakusho/nc/1407455.htm
【学校における働き方改革特別部会(第11回) 配付資料】平成30年4月5日
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/079/siryo/1403579.htm
【運動部活動の在り方に関する総合的なガイドライン】平成30年3月19日
http://www.mext.go.jp/sports/b_menu/shingi/013_index/toushin/1402678.htm
【運動部活動の在り方に関する総合的なガイドライン】
【運動部活動の在り方に関する総合的なガイドラインの策定及び運動部活動の適切な運営等に係る取組の徹底について(依頼)※教育関係機関向け】
http://www.mext.go.jp/sports/b_menu/hakusho/nc/1402808.htm
2 運動部活動に係る活動計画等の作成及び公表について
中学校等においては,学校の運動部活動に係る活動方針並びに年間及び月間の活動計画
等について,学校のホームページに掲載等により公表願います。
3 本ガイドラインの適用状況に関するフォローアップについて
スポーツ庁では,本ガイドラインの適用状況を把握するため,特に上記1及び2に関し,
定期的にフォローアップ調査を実施することとしていますので,御協力くださるようお
願いします。
【運動部活動の在り方に関する総合的なガイドラインの策定及び運動部活動の適切な運営等に係る取組の徹底について(依頼)※体育・スポーツ団体向け】
http://www.mext.go.jp/sports/b_menu/hakusho/nc/1402816.htm
学校単位で参加する大会等の見直しに関し,各競技団体におかれては,中学校及び高等学校等の運動部活動において,合理的でかつ効率的・効果的な活動を行うための指導手引の作成・公開に関し,速やかに御検討の上,対応いただくようお願いします。
【平成29年度 運動部活動等に関する実態調査報告書】平成30年3月9日
A調査の目的
生徒の健全な成長の促進や教員の業務負担軽減の観点から、運動部活動の運営の適正化に向けて検討を行うため、運動部活動等の活動実態や教員、生徒、保護者等の意識を把握する。
【学校における働き方改革に関する緊急対策の策定並びに学校における業務改 善及び勤務時間管理等に係る取組の徹底について(通知)】平成30年2月9日
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/hatarakikata/1401366.htm
【学校における働き方改革に関する緊急対策の策定並びに学校における業務改 善及び勤務時間管理等に係る取組の徹底について(通知)】平成30年2月9日
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/hatarakikata/__icsFiles/afieldfile/2018/02/13/1401366_1.pdf
部活動に過度に注力してしまう教師も存在するところであり,教師の側の意識 改革を行うために,採用や人事配置等の段階において,教師における部活動の指 導力を過度に評価しないよう留意すること。(p.10)
《2017年(平成29年)》
【中学校学習指導要領(平成29年度告示)解説 保健体育編】文科省 平成29年6月
大外刈りの指導に際しては,特に安全に留意し,受が安全に受け身を取れるようになるまで, 膝をついた姿勢で技を受けるなど,段階的に指導するように配慮することとする。(p.146)
【教育委員会における学校の業務改善のための取組状況調査の結果(速報値)及び学校現場における業務改善に係る取組の徹底について(通知)】文科省 平成29年6月
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/uneishien/detail/1387071.htm
【教育委員会における学校の業務改善のための取組状況調査の結果(速報値)及び学校現場における業務改善に係る取組の徹底について(通知)】文科省 平成29年6月22日
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/uneishien/detail/1387168.htm
部活動の運営の適正化に向け,平成29年度において,スポーツ医・科学の観点や学校生活等への影響を考慮した練習時間や休養日の設定を含む「運動部活動の在り方に関する総合的なガイドライン」を作成することとしている
【教育委員会における学校の業務改善のための取組状況調査結果(速報値)】平成29年度
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/uneishien/detail/__icsFiles/afieldfile/2017/06/22/1387071_02.pdf
〈B(3)-2-2〉運動部活動指導の工夫・改善について(p.15)
顧問の複数配置の促進平成29年度―都道府県55.3% 政令市35.0% 市区町村30.6%
【運動部活動の在り方に関する総合的なガイドライン作成検討会議(第1回)〜教員の業務負担軽減、子供たちの健全な成長促進を目指して適正な運動部活動の在り方を考えます〜】文科省 平成29年5月29日
http://www.mext.go.jp/b_menu/activity/detail/2017/20170529.htm
【運動部活動の在り方に関する総合的なガイドライン作成検討会議(第1回)配布資料】
平成29年5月29日スポーツ庁
(当会注:文科省で開催された会議であるが、資料はスポーツ庁のサイトに掲載されている)
http://www.mext.go.jp/sports/b_menu/shingi/013_index/shiryo/1386194.htm
【資料1−運動部活動の在り方に関する総合的なガイドライン作成検討会議設置要項】文科省
【資料2−運動部活動の現状について】文科省 平成29年5月
中学校―担当教科が保健体育以外で現在担当している競技経験無し教員45.9%、担当教科が保健体育だが現在担当している競技経験無し教員6.2%
高校―担当教科が保健体育以外で現在担当している競技経験無し教員40.9%、担当教科が保健体育だが現在担当している競技経験無し教員4.0%(p.6)
【資料3−平成28年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査を活用した運動部活動に関する調査結果の概要】文科省
運動部や地域のスポーツクラブに所属していない生徒が、運動部に参加したいと思う条件で多かったものは、男子は「好きな、興味のある種目を行うことができる」42.3%、「自分のペースで行うことができる」41.7%、「友達と楽しめる」38.3%、「練習日数、時間がちょうどよいくらい」33.4% であり、女子は「好きな、興味のある種目を行うことができる」55.6%、「友達と楽しめる」55.4%、「自分のペースで行うことができる」50.5%、「練習日数、時間がちょうどよいくらい」41.5%であった。(p.4)
【資料4−部活動指導員の概要】文科省 平成29年4月1日
研修は,部活動が学校教育の一環であることなど部活動の位置付けと教育的意義,生徒の発達の段階に応じた科学的な指導,生徒の人格を傷つける言動や体罰の禁止等について,十分に理解させるものとする。
【資料5−運動部活動の在り方に関する総合的なガイドラインの作成について(案)】文科省
@ 練習時間・休養日の設定等―運動部活動等に関する実態調査、運動部活動に関するスポーツ医・科学的調査研究、教員勤務実態調査、全国体力・運動能力、運動習慣等調査の結果等を踏まえて検討
A 指導の在り方―「運動部活動での指導のガイドライン(平成25年5月)」作成後の体罰等の実態を踏まえ、必要な見直しを検討
【資料6−平成29年度 運動部活動の在り方に関する調査研究事業(案)】文科省
スポーツ医・科学の観点を取り入れた、生徒の発達段階や学校生活への影響を考慮した 練習時間や休養日の設定に関する調査研究を実施する。
【資料7−平成29年度運動部活動等に関する実態調査アンケート骨子(案)】文科省
<生徒向け>
○部活動への所属状況について
○部活動における活動について
○部活動における休養日について
○部活動における大会等への参加について
○地域クラブにおける活動について
○健康状態について
○部活動指導員及びその他の部活動指導者について
【参考資料1−教員勤務実態調査(平成28年度)の 集計(速報値)について】文科省 平成29年4月28日
部活動の種類別1日当たりの勤務時間(教諭 中学校)
柔道部平日48分、土日1時間48分(p.22)
【参考資料2−「運動部活動の在り方に関する調査研究報告書」(平成 9 年 12 月)における 「運動部における休養日等の設定例」】文科省
〔運動部における休養日等の設定例〕(参考)
· 中学校の運動部では,学期中は週当たり2日以上の休養日を設定。
· 高等学校の運動部では,学期中は週当たり1日以上の休養日を設定。
· 練習試合や大会への参加など休業土曜日や日曜日に活動する必要がある場合は,休養日を他の曜日で確保。
· 休業土曜日や日曜日の活動については,子供の[ゆとり]を確保し,家族や部員以外の友達,地域の人々などとより触れ合えるようにするという学校週5日制の趣旨に適切に配慮。
· 長期休業中の活動については,上記の学期中の休養日の設定に準じた扱いを行うとともに,ある程度長期のまとまった休養日を設け,生徒に十分な休養を与える。
· なお,効率的な練習を行い,長くても平日は2〜3時間程度以内,休業土曜日や日曜日に実施する場合でも3〜4時間程度以内で練習を終えることを目処とする。長期休業中の練習についても,これに準ずる。
【 熱中症事故の防止について(依頼)】文科省 平成29年5月15日
http://www.mext.go.jp/a_menu/kenko/anzen/1307567.htm
熱中症は、活動前に適切な水分補給を行うとともに、必要に応じて水分や塩分の補給ができる環境を整え、活動中や終了後にも適宜補給を行うこと等の適切な措置を講ずれば十分防ぐことが可能です。また、熱中症の疑いのある症状が見られた場合には、早期に水分・塩分補給、体温の冷却、病院への搬送等適切な処置を行うことが必要です。
【学校教育法施行規則の一部を改正する省令等の施行について(通知)】文科省 平成29年3月31日
http://www.mext.go.jp/b_menu/hakusho/nc/1384926.htm
当会注:文科省サイトで「学校教育法施行規則の一部を改正する省令の施行について(通知)」(平成29年3月14日付け28ス庁第704号)」を見つけられなかったため、スポーツ庁サイトを拝借する。
http://www.mext.go.jp/sports/b_menu/hakusho/nc/1383344.htm
部活動指導員の任用に当たっては,指導するスポーツや文化活動等に係る専門的な知識・技能のみならず,学校教育に関する十分な理解を有する者とすること。
【 第2次学校安全の推進に関する計画について】文科省 平成29年3月31日
http://www.mext.go.jp/a_menu/kenko/anzen/1383652.htm
学校保健安全法により策定が義務付けられているにもかかわらず,いまだ学校安全計画や危険等発生時対処要領が未策定の学校があることは,児童生徒等の安全を確保する観点から非常に問題であり,直ちに改善すべき課題です。
【第2次学校安全の推進に関する計画】文科省 平成29年3月24日
http://www.mext.go.jp/a_menu/kenko/anzen/__icsFiles/afieldfile/2017/06/13/1383652_03.pdf
日常的な学校管理下における事故等については、平成 27 年度の災害共済給付の集計によると、負傷・疾病の発生件数は、約 108 万件であり、第1次計画期間を含め、近年減少傾向にあるものの、発生率は横ばいの状況が続いている。特に、発生率は、体育や運動部活動が活発になる中学校段階の発生率が最も高く、高等学校段階では近年発生率が増加傾向にある。 また、死亡や障害を伴う重篤な事故等の発生件数は、突然死や歯牙障害を中心に過去 30 年間で大きく減少している。(p.3)
【第2次学校安全の推進に関する計画 (概要)】文科省
http://www.mext.go.jp/a_menu/kenko/anzen/__icsFiles/afieldfile/2017/06/13/1383652_04.pdf
学校管理下における児童生徒等の事故に関し、死亡事故の発生件数については限りなくゼロとすることを目指すとともに、負傷・疾病の発生率については障害や重度の負傷を伴う事故を中心に 減少傾向にすることを目指す。(p.1)
【学校安全に関する参考資料1-15】文科省
http://www.mext.go.jp/a_menu/kenko/anzen/__icsFiles/afieldfile/2017/06/13/1383652_05.pdf
AED(自動体外式除細動器)の設置率27年度は全国で93.9%(p.18)
【学校安全に関する参考資料16-27】文科省
http://www.mext.go.jp/a_menu/kenko/anzen/__icsFiles/afieldfile/2017/06/13/1383652_06.pdf
全ての教職員を対象としたAEDの使用を含む応急手当講習を行っている学校の割合は70.9%(p.30)
【学校の管理下における熱中症の発生状況】文科省 2017年5月19日
http://www.mext.go.jp/a_menu/kenko/anzen/__icsFiles/afieldfile/2017/05/19/1339094_01_2.pdf
平成26年度=小376件、中1,766件、高2,013件
平成27年度=小348件、中1,869件、高2,204件
平成28年度=小451件、中1,992件、高2,217件
【熱中症事故の防止について(依頼)】文科省 平成29年5月15日
http://www.mext.go.jp/a_menu/kenko/anzen/1307567.htm
熱中症は、活動前に適切な水分補給を行うとともに、必要に応じて水分や塩分の補給ができる環境を整え、活動中や終了後にも適宜補給を行うこと等の適切な措置を講ずれば十分防ぐことが可能です。
【学校におけるスポーツ外傷等による脳脊髄液減少症への適切な対応について】文科省 平成29年3月21日
http://www.mext.go.jp/a_menu/kenko/hoken/1394050.htm
スポーツ外傷等の後に、脳脊髄液が漏れ出し減少することによって、起立性頭痛(立位によって増強する頭痛)などの頭痛、頚部痛、めまい、倦怠、不眠、記憶障害など様々な症状を呈する脳脊髄液減少症とよばれる疾患が起こりうることは、通知、各種会議等でもお知らせしていた通りです。
【平成28年度 スポーツ事故防止対策推進事業 成果物一覧(成果報告書、事例集、映像資料)】スポーツ振興センター 平成29年3月
https://www.jpnsport.go.jp/anzen/anzen_school/bousi_kenkyu/tabid/1809/Default.aspx
【参考資料 体育活動における事故の傾向】スポーツ振興センター 平成29年3月
https://www.jpnsport.go.jp/anzen/Portals/0/anzen/anzen_school/28seikahoukokusyo_sankousiryou.pdf
頭部外傷―柔道41件、ラグビー11件
《2016年(平成28年)》
【 「学校事故対応に関する指針」に基づく適切な事故対応の推進について】文科省 平成28年12月21日
http://www.mext.go.jp/a_menu/kenko/anzen/1380824.htm
指針公表後半年以上が経過し、多くの学校及び学校の設置者等においては、既に適切な対応がなされていることと思いますが、未だ一部の学校及び学校の設置者等において、指針の趣旨・内容に関する認識が十分でないと思われる例が見受けられます。
【「学校事故対応に関する指針」に基づく取組の流れ】文科省
http://www.mext.go.jp/a_menu/kenko/anzen/__icsFiles/afieldfile/2016/12/28/1380824_1_1.pdf
調査委員会又は学校の設置者は調査結果を被害児童生徒等の保護者に説明(調査の経過についても適宜適切に報告)
【学校における体育活動中(含む運動部活動)の事故防止等について】スポーツ庁 平成28年9月28日
http://www.caa.go.jp/policies/council/csic/report/report_003/pdf/report_0003_161221_0004.pdf
H28年4月から8月までに発生した重篤事故8件のうち3件は柔道
【学校現場における業務の適正化に向けて】文科省 平成28年6月
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/uneishien/detail/1372315.htm
【学校現場における業務の適正化に向けて(通知)】文科省
http://www.mext.go.jp/b_menu/hakusho/nc/1373128.htm
この中で,とりわけ,部活動における休養日の設定の徹底をはじめとした運営の適正化や,勤務時間管理の適正化の必要性等を示しているところです。
【学校現場における業務の適正化に向けて 概要】文科省
◆毎年度の調査*を活用し、各中学校の休養日の設定状況を把握し改善を徹底
◆総合的な実態調査、スポーツ医科学等の観点からの練習時間や休養日等の調査研究
◆運動部活動に関する総合的なガイドラインの策定
◆中体連等の大会規定の見直し
◆部活動指導員(仮称)の制度化・配置促進等
【学校現場における業務の適正化に向けて 骨子】文科省
教員の勤務負担の軽減、生徒の多様な体験の充実、健全な成長を促す観点からも、休養日の設定の徹底をはじめ、部活動の大胆な見直しを行い、適正化を推進。(p.3)
学期中の休養日について、中学校の運動部活動では週当たり2日以上、高等学校の運動部では週当たり1日以上、など。(p.3)
【学校現場における業務の適正化に向けて 本体】文科省
・教員が放課後の部活動指導に時間を過度に費やすと,授業準備,生徒との個別相談 や家庭訪問,外部専門家や関係機関との連携に当たる上で支障となると懸念される。(p.10)
・運動部活動の顧問のうち,保健体育以外の教員で担当している部活動の競技経験が ない教員が中学校で 46%,高等学校で 41%24いる。(p.10)
【「学校事故対応に関する指針」の公表について(通知)】文科省 平成28年3月31日
http://www.mext.go.jp/a_menu/kenko/anzen/1369565.htm
原則として3日以内を目途に、関係する全教職員からの聴き取り調査を行うとともに、心のケアに留意しながら、必要に応じて、事故現場に居合わせた児童生徒等の聴き取り調査を行うこと。
【学校事故対応に関する指針】文科省 2016年3月31日
http://www.mext.go.jp/a_menu/kenko/anzen/__icsFiles/afieldfile/2016/04/08/1369565_1.pdf
発生原因の究明やこれまでの安全対策の検証はもとより,児童生徒等に対する心のケアや保護者への十分な説明,再発防止などの取組が求められます。(p.1)
【学校事故対応に関する指針〔概要版〕】文科省
少なくとも次の場合には詳細調査を実施
ア)教育活動自体に事故の要因があると考えられる場合
イ)被害児童生徒等の保護者の要望がある場合 (p.2)
【学校安全に関する参考資料1-15】文科省
http://www.mext.go.jp/a_menu/kenko/anzen/__icsFiles/afieldfile/2017/06/13/1383652_05.pdf
当会注:災害(負傷・疾病)の発生率は中学校が全体の1.7倍でトップ。全体に減少傾向にある中で、高校は増加傾向にある。
【学校安全に関する参考資料16-27】文科省
http://www.mext.go.jp/a_menu/kenko/anzen/__icsFiles/afieldfile/2017/06/13/1383652_06.pdf
初期対応時の対応・・学校による基本調査(教職員・児童生徒等への聴き取り等、調査開始から3日以内を目処に終了し、整理した情報を学校の設置者に報告)
【武道等指導推進事業 実践事例報告集】H28年3月スポーツ庁政策課学校体育室
http://www.mext.go.jp/a_menu/sports/jyujitsu/__icsFiles/afieldfile/2016/03/18/1368010_1.pdf
【学校でのスポーツ事故を防ぐために 成果報告書】平成28年3月 スポーツ振興センター
https://www.jpnsport.go.jp/anzen/anzen_school/bousi_kenkyu/tabid/1770/Default.aspx
【参考資料 体育活動における事故の傾向】平成28年3月 スポーツ振興センター
https://www.jpnsport.go.jp/anzen/Portals/0/anzen/anzen_school/H27seikahoukokusyo_pp.%20183-hyou4.pdf
頭部外傷―柔道40件、ラグビー11件(p.185)
【学校事故における事後検証の在り方について(論点整理)】文科省 平成28年1月18日
(4)基本調査の実施 学校事故が発生した場合は、設置者の指導・支援のもと、各学校において基本調査を実施することとしてはどうか。 事故が発生した日から、関係する全ての教職員からの聴き取り(調査開始から3日以内を目途に終了)、事実関係の整理を 行い、状況に応じ、被災児童生徒等と関係の深かった(事故現場に居合わせた)子供への聴き取りを行ってはどうか。 (聴き取りの前には保護者に連絡して理解、協力を依頼するとともに、保護者と連携してケア体制を万全に整えること。)(p.2)
《2015年(平成27年)》
【スポーツ・青少年行政の現状】文科省 2015年10月22日
A「柔道の授業の安全な実施」(手引)の作成 等の取組を行ってきたところ。中学校の武道必修化後、体育の授業における柔道の重大事故は発生していない。(p.7)
(当会注:武道必修化後の柔道授業で重篤事故は発生している。
http://judojiko.net/news/2461.html
2014年度に柔道授業の事故で医療機関を受診した件数は3,967件
http://judojiko.net/news/2256.html)
【「柔道の指導体制に関する状況調査」の結果】文科省 H27年5月29日現在
スポーツ庁政策課学校体育室
http://www.pref.osaka.lg.jp/attach/4475/00209361/2710tyousa_kekka_budou_annzenn_tettei.pdf
柔道の授業を実施する中学校数・・6,599校 61.7%
【スポーツ事故防止(柔道編)学校指導者向け】スポーツ振興センター 平成27年
http://www.jpnsport.go.jp/anzen/Portals/0/anzen/kenko/pdf/card/H27/H27_special_issue.pdf
学校の管理下で16年間(H10 〜 H25)に発生した体育活動中における事故で死亡・障害見舞金(第1級〜第3級)を給付した事例のうち柔道の事故は76件発生しています。
【スポーツ事故防止ハンドブック】日本スポーツ振興センター平成27年3月
https://www.jpnsport.go.jp/anzen/Portals/0/anzen/anzen_school/handbook.pdf
※1 まったく応答がないときも、話し方や動作、表情が普段と違うときも、意識の障害である。
※2 意識障害が続く場合はもちろん、意識を一時失ったり、外傷前後の記憶がはっきりしない、頭痛、はきけ、嘔吐、めまい、手足のしびれや力が入らないなどの症状があれば、脳神経外科専門医の診察を受ける必要がある。
※3 頭の怪我は、時間が経つと症状が変化し、目を離しているうちに重症となることがある。外傷後、少なくとも24時間は観察し、患者を1人きりにしてはならない。
※4 脳の損傷は、頭が揺さぶられるだけで発生することがある。
※5 意識が回復したあと、出血などの重大な損傷が起きている場合もある。
※6 繰り返して頭部に衝撃を受けると、重大な脳損傷が起こることがある。スポーツへの復帰は慎重にし、必要に応じて脳神経外科専門医の判断を仰ぐ。(p.09)
【スポーツ事故防止Q&A 解説集】スポーツ振興センター 平成27年3月
https://www.jpnsport.go.jp/anzen/Portals/0/anzen/anzen_school/Q&A.pdf
熱射病―体温調節が破綻して起こり、高体温と意識障害が特徴である。死亡率が高い。→救命できるかどうかは、 いかに早く体温を下げられるかにかかっている。救急車を要請し、速やかに冷却処置を開始する。
【文部科学省委託事業 スポーツ事故防止対策推進事業 学校でのスポーツ事故を防ぐために】日本スポーツ振興センター 平成27年3月
https://www.jpnsport.go.jp/anzen/tabid/1746/Default.aspx
毎年体育活動中の事故により死亡等の重大な事故が継続して発生しており、同様の事故が生じないよう、事故の未然防止の取組強化が求められています。
教育委員会をはじめ、学校・スポ−ツ関係団体等の関係者が、調査研究の成果や全国的な事故事例・事故防止に関する最新の知見等について、情報を共有するとともに、学校体育活動中における事故防止対策の充実のために活かされることを心から期待しております。
【映像資料(DVD)スポーツ庁委託事業 スポーツ事故防止対策推進事業「学校でのスポーツ事故を防ぐために」】スポーツ振興センター 平成27年3月
http://www.jpnsport.go.jp/anzen/tabid/1765/Default.aspx
1運命の5分間 その時あなたは 〜突然死を防ぐために〜 (9分08秒)
2体育活動による頭部・頸部の外傷 〜発生時の対応〜 (5分57秒)
【学校でのスポーツ事故を防ぐために 成果報告書(資料編)】日本スポーツ振興センター 平成27年3月
https://www.jpnsport.go.jp/anzen/Portals/0/anzen/anzen_school/seika_shiryou.pdf
頭部外傷―柔道39件、ラグビー11件、ボクシング8件(p.3)
【平成26年度運動部活動指導の工夫・改善支援事業実践事例報告集】スポーツ庁 平成27年3月
http://www.mext.go.jp/a_menu/sports/jyujitsu/1368020.htm
【学校事故対応に関する調査研究 調査報告書】文科省 平成27年2月文部科学省委託事業 大阪教育大学
http://www.mext.go.jp/a_menu/kenko/anzen/__icsFiles/afieldfile/2015/03/25/1339096_01.pdf
当該の事件・事故災害は、事前に兆候(ヒヤリハットを含む)と考えられるような状況が観察されていましたか・・全く思わない58.1%
当会注:当会の調査では100%事前に兆候がある。学校に危機管理能力がなかったと認めているようなものだ。
《2014年(平成26年)》
【運動部活動等における体罰・暴力に関する調査報告書】全国大学体育連合 2014年12月22日
http://daitairen.or.jp/2013/wp-content/uploads/2015/01/f2cb4f9e1c5f5e1021e44042438f44ab.pdf
(p.16)各学校期における種目別体罰経験率:中学校期〈男性〉29%(1位)〈女性〉26%(3位)、高校期〈男性〉39%(1位)〈女性〉26%(1位)、大学期〈男性〉21%(1位)
【武道必修化に伴う柔道の安全管理の徹底について】文科省 H26年9月8日付事務連絡
文部科学省スポーツ・青少年局
「柔道の指導体制に関する状況調査」の結果(2~3ページ)H26年5月30日現在
http://www.pref.osaka.lg.jp/attach/4475/00164291/2609_judou_kunituuti.pdf
柔道の授業を実施する中学校数 6,655校 62.8%
当会注:文科省サイトで見つけられなかったため大阪府のコピーを使用
【 心肺蘇生等の応急手当に係る実習の実施について(依頼)】文科省 平成26年8月13日
http://www.mext.go.jp/a_menu/kenko/anzen/1351843.htm
高等学校(応急手当の講習実施率71.7%)を中心に、これから社会に出て応急手当を自ら行う場面に居合わせる可能性が高くなる生徒に対する講習を受ける機会の更なる充実が必要であると考えられます。
【心肺蘇生等の応急手当に係る実習の実施に関する取組の推進について】文科省 平成26年8月13日
http://www.mext.go.jp/a_menu/kenko/anzen/__icsFiles/afieldfile/2014/09/09/1351843_01.pdf
各学校において、AEDトレーナー等が準備できる管轄する消防署等と連携し、可能な限りAEDの使用を含む応急手当講習が計画的に開催 されるよう依頼することとします。
【学校運動部活動指導者の実態に関する調査報告書】文科省 平成26年7月 日本体育協会
http://www.japan-sports.or.jp/Portals/0/data/katsudousuishin/doc/houkokusho.pdf
教員が担当している競技の指導方法を学ぶ機会が少ないまま、指導を行っている実態が推測できる。(p.6)
【「体罰」に反対する声明】2014年4月17日 日本行動分析学会
http://www.j-aba.jp/data/seimei.pdf
体罰が本来の目的である効果的な学習を促進することはない
情動的反応や攻撃行動、その他の多様な問題行動などが生じるという副次的な作用が生じる。
体罰に頼ることなく学習をより効果的に進める方法が存在する。(p.2)
【スポーツ指導における暴力等に関する処分基準ガイドライン(試案)】
(ア)パワハラ…同じ組織(競技団体、チーム等)で競技活動をする者に対して、職務上の地位や人間関係などの組織内の優位性を背景に、指導の適正な範囲を超えて、精神的若しくは身体的な苦痛を与え、又はその競技活動の環境を悪化させる行為・ 言動等をいう。
【学校における体育活動中の事故防止のための映像】文科省 (平成26年3月)
D柔道の安全な実施(保健体育科の授業)12分39秒
https://www.youtube.com/watch?v=nmoWOUjppuM&list=PLGpGsGZ3lmbBZpfbIZpdamkuUGAZsFHsX&index=5
頭部及び頸部の事故が、競技中に身体が強い力で接触する可能性のあるコンタクトスポーツで多く発生している。
頭部を打たない。打たせない。
E柔道の安全な実施(運動部活動)20分40秒
https://www.youtube.com/watch?v=v9-_p8O2kw4&list=PLGpGsGZ3lmbBZpfbIZpdamkuUGAZsFHsX&index=6
有段者が初心者と練習する場合は、「強引に技をかけない」「感情的になって技をかけない」ように、指導の徹底を図ることが重要。
@ 体育活動中における事故の状況 20分49秒
https://www.youtube.com/watch?v=0j-Dry4xcQ8&index=1&list=PLGpGsGZ3lmbBZpfbIZpdamkuUGAZsFHsX
急性硬膜下血腫は、頭部打撲などにより頭部が激しく揺さぶられて発生することが多い。
打撲無しでも、頭部が激しく揺さぶられることで起こる場合もある。
A 体育活動の安全な実施 24分01秒
https://www.youtube.com/watch?v=_wBk7WnDl5A&list=PLGpGsGZ3lmbBZpfbIZpdamkuUGAZsFHsX&index=2
熱中症や事故を予防できる練習計画を作成。
活動内容が高度過ぎたり、活動の量が児童生徒の過重な負担になったりすることがないように考慮することが重要。
B 事故が発生した場合の対応 18分39秒
https://www.youtube.com/watch?v=ZLjSvT3iOQw&list=PLGpGsGZ3lmbBZpfbIZpdamkuUGAZsFHsX&index=3
救急車が到着するまでの時間に応急手当てが施された場合、救命率が向上する。(救命曲線)
C 安全に配慮した体育活動の事例 11分07秒
https://www.youtube.com/watch?v=pPxQwUustzQ&list=PLGpGsGZ3lmbBZpfbIZpdamkuUGAZsFHsX&index=4
日本ラグビーフットボール協会では、脳しんとうやその疑いがある時は、14日間の完全休養と最短で21日目以降の競技復帰を義務付けている。
《2013年(平成25年)》
【資料1 柔道の授業の安全な実施に向けて】文科省 2013年11月8日
【資料2 柔道試合審判規定について】文科省
【資料3 講道館柔道の技名称】文科省
http://www.mext.go.jp/component/a_menu/sports/detail/__icsFiles/afieldfile/2013/11/08/1333611_12.pdf
何ら症状がなくても、頭部打撲があった場合は、当日の体育の授業は見学させ、その後 も頭痛や気分不良などの自覚症状がないか継続して確認しましょう。帰宅後の家庭での観察も 必要です。保護者に頭部打撲の事実を連絡して、症状悪化に注意して経過を観察することが必 要であることを伝えるなど、教員、生徒、保護者がともに状態を把握しておく必要があります。
【体罰根絶に向けた取組の徹底について(通知)】文科省 平成25年8月9日
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/1338620.htm
特に、以下の場合は、より厳重な処分を行う必要があること。
1 教員等が児童生徒に傷害を負わせるような体罰を行った場合
2 教員等が児童生徒への体罰を常習的に行っていた場合
3 体罰を起こした教員等が体罰を行った事実を隠蔽した場合等
【体罰の実態把握について(第2次報告)】文科省 平成25年8月9日
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/__icsFiles/afieldfile/2013/08/09/1338569_01_2_1.pdf
D 体罰時の状況
中学校…部活動38.3%、授業中24.5%
高校…部活動41.7% 授業中21.3%
【運動部活動の在り方に関する調査研究報告書 〜一人一人の生徒が輝く運動部活動を目指して〜】文科省 平成25年5月27日
http://www.mext.go.jp/a_menu/sports/jyujitsu/__icsFiles/afieldfile/2013/05/27/1335529_1.pdf
校長、指導者その他の学校関係者は、運動部活動での指導で体罰等を厳しい指導として正当化することは誤りであり決して許されないものであるとの認識をもち、それらを行わないようにするための取組を行うことが必要です。(p.12~13)
【運動部活動での指導のガイドライン】文科省 平成25年5月
厳しい練習とは、休養日なく練習したり、いたずらに長時間練習することとは異なるものです。(p.6)
【体罰の実態把握について(第1次報告)】文科省 平成25年4月26日
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/__icsFiles/afieldfile/2013/04/26/1334243_01_1_1.pdf
児童生徒に対する体罰の実態を把握し、体罰禁止の徹底を図るため、 平成25年1月23日付初等中等教育局長及びスポーツ・青少年局長通知により 各都道府県・指定都市教育委員会等に対して依頼したもの。(p.1)
体罰が多かったのは、小学校は授業中(51.9%)、中学校は部活動(32.9%)と授業中(26.7%)、高校では部活動(42.7%)であった。(p.3)
【学校体育実技指導資料第2集「柔道指導の手引(三訂版)」】文科省 H25年3月
http://www.mext.go.jp/a_menu/sports/jyujitsu/1334217.htm
【「柔道指導の手引(三訂版)」はじめに〜目次】文科省
【「柔道指導の手引(三訂版)」第1章体育学習における武道 第2章柔道の指導内容】文科省
勝敗にこだわりすぎると、安全の確保が保たれなかったり規則や行動の仕方に正しさを欠く傾向に陥りやすくなるため、注意が必要です。(p.12)
【「柔道指導の手引(三訂版)」第三章指導計画と学習評価(1)】文科省
http://www.mext.go.jp/component/a_menu/sports/detail/__icsFiles/afieldfile/2013/11/08/1333611_04.pdf
柔道は、格闘的な運動として闘争感情を自らコントロールすることが求められます。(p.36)
【「柔道指導の手引(三訂版)」第三章指導計画と学習評価(2)】文科省
http://www.mext.go.jp/component/a_menu/sports/detail/__icsFiles/afieldfile/2013/11/08/1333611_05.pdf
・学習した技のみ使用させる。
・対戦相手は体格、習熟度等 が同程度になるように配慮 する。(p.71)
【「柔道指導の手引(三訂版)」第四章技能指導の要点(1)】文科省
http://www.mext.go.jp/component/a_menu/sports/detail/__icsFiles/afieldfile/2013/11/08/1333611_06.pdf
受け身の3要素
・しっかり畳をたたく
・ゆっくり回転する
・瞬間的に筋肉を緊張させる(p.100)
【「柔道指導の手引(三訂版)」第四章技能指導の要点(2)】文科省
http://www.mext.go.jp/component/a_menu/sports/detail/__icsFiles/afieldfile/2013/11/08/1333611_07.pdf
「参った」の合図・・相手または畳を2回以 上叩くことで危険な体勢や苦しい状態を相手に知らせる。 取は常に受の状態に気を配り、かばいながら制する気持ちを持つことが大切である。(p.113)
【「柔道指導の手引(三訂版)」第四章技能指導の要点(3)】文科省
http://www.mext.go.jp/component/a_menu/sports/detail/__icsFiles/afieldfile/2013/11/08/1333611_08.pdf
・「取」は、逆方向(左技)に技をかけない(p.121 p.123 p.125)
・「取」と「受」が、同体で倒れないよう指導する(p.121 p.123)
・「取」は、低い位置から技をかけない(p.125 p.129)
・前屈して、頭から畳に突っ込む姿勢で技をかけない(p.127 p.128 p.130)
【「柔道指導の手引(三訂版)」第四章技能指導の要点(4)】文科省
http://www.mext.go.jp/component/a_menu/sports/detail/__icsFiles/afieldfile/2013/11/08/1333611_09.pdf
・前屈して、頭から畳に突っ込む姿勢で技をかけない(p.131 p.132)
・取はしっかりと立ち、同体で倒れない(p.135)
・「取」は、両足を刈らない(p.135)
・「受」は、投げられた際に、手やひじをつかない(p.137)
・同体で倒れない。「取」はしっかりと立ち引き手を引く。「受」は「取」にしがみつかず受け身をとる(p.137 p.138)
【「柔道指導の手引(三訂版)」第四章技能指導の要点(5)】文科省
http://www.mext.go.jp/component/a_menu/sports/detail/__icsFiles/afieldfile/2013/11/08/1333611_10.pdf
・「受」は、右肩 から落ちないように自ら前まわり受け身をとる(p.141)
・「取」は、首だけを制して抑えない(p.142)
・「受」は、手や肘を支えに無理に起き上がろうとしない(p.143)
・「受」は、 首や背中に無理な体勢で逃げようとしない(p.144)
・「取」は、「受」の脚を必要以上に制さない(p.145)
・「受」は、苦しくなったら無理をせず「参った」の合図をさせる(p.146)
【「柔道指導の手引(三訂版)」第五章練習法と試合】文科省
http://www.mext.go.jp/component/a_menu/sports/detail/__icsFiles/afieldfile/2013/11/08/1333611_11.pdf
技能の未熟な生徒にとって、体重や身長などの体格差は安全面の不安だけでなく、勝てる見込 みがないと思い興味をそぐものとなります。初歩の段階では、できる限り同じ体格の者と対戦さ せます。また、技能に差のある者との対戦も同様に安全面から配慮が必要となります。さらに、 学習していない技は、事故などの危険が伴います。技能の程度に応じて厳格に使用する技に制限 を加えることが重要です。
【「柔道指導の手引(三訂版)」資料1柔道の授業の安全な実施に向けて 資料2柔道試合審判規定について】文科省
http://www.mext.go.jp/component/a_menu/sports/detail/__icsFiles/afieldfile/2013/11/08/1333611_12.pdf
【「柔道指導の手引(三訂版)」 資料3講道館柔道の技名称】文科省
http://www.mext.go.jp/component/a_menu/sports/detail/__icsFiles/afieldfile/2013/11/08/1333611_13.pdf
【学校教育法第11条に規定する児童生徒の懲戒・体罰等に関する参考事例】文科省 平成25年3月
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/1331908.htm
(1)体罰(通常、体罰と判断されると考えられる行為)
・体育の授業中、危険な行為をした児童の背中を足で踏みつける。
・部活動顧問の指示に従わず、ユニフォームの片づけが不十分であったため、当該生徒の頬を殴打する。
【体罰の禁止及び児童生徒理解に基づく指導の徹底について(通知)】文科省 平成25年3月13日
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/1331907.htm
指導と称し、部活動顧問の独善的な目的を持って、特定の生徒たちに対して、執拗かつ過度に肉体的・精神的負荷を与える指導は教育的指導とは言えない。(5部活動指導についてー4)
【「学校の管理下における体育活動中の事故の傾向と事故防止に関する調査研究」−体育活動における頭頚部外傷の傾向と事故防止の留意点− 調査研究報告書】日本スポーツ振興センター 平成25年3月
http://www.jpnsport.go.jp/anzen/Tabid/1651/Default.aspx
柔道の頭部外傷の14 事故の要因は、全件において技量の高い者(指導者、段位を有する上級生、柔道部員)が、技量の低い者(初心者、柔道の授業に参加している一般生徒など)を投げて生じており、投げ技をかける者とかけられた者との技量の差が要因となっている。さらに、連続して投げられていること、投げられる者が意識障害が生じても投げ続けていること、投げ技の種類が危険性の高い技であったことも要因となっている。 頚部損傷の 4 件の内 3 件も技量の差が要因となっている。1 件は上級者どうしであったが、 負傷した者は柔道からしばらく離れていたという要因があった。(p.48)
【体罰の実態把握にかかる報告要項】文科省 平成25年2月
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/1330541.htm
体罰の実態等を把握し、体罰の発生件数等について報告すること。この際、教職員のみならず児童生徒や保護者への調査もあわせて行う、必要に応じて、個人情報の取扱いに配慮しつつ外部の第三者に参画いただくなど、正確に実態を把握するための手法を工夫すること。
【体罰禁止の徹底及び体罰に係る実態把握について(依頼)】文科省 平成25年1月23日
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/1330372.htm
教員等は部活動の指導に当たり、いわゆる勝利至上主義に偏り、体罰を厳しい指導として正当化することは誤りであるという認識を持たなければなりません。
【体罰について】文科省 平成25年1月15日
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/kyouikusaisei/dai1/siryou4-2.pdf
体罰による指導により正常な 倫理観を養うことはできず、むしろ児童生徒に力による解決への志向を助長させ、いじめ や暴力行為などの土壌を生む恐れがあるからである。(p.4)
【いじめの問題への対応について】文科省 平成25年1月15日
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/kyouikusaisei/dai1/siryou4-1.pdf
〜学校に、いじめを訴えやすい場所や仕組みを設けるなどの工夫を〜
〜徹底的に調査を行い、いじめを絶対に許さない姿勢を学校全体に示す〜(p.10)
【生徒指導リーフ 学校と警察等との連携】文科省国立教育政策研究所 平成25年1月
http://www.nier.go.jp/shido/leaf/leaf12.pdf
・深刻ないじめや暴力行為等において、特に校内での傷害事案をはじめ、犯罪行為の可能性がある場合には、被害を受けている児童生徒を徹底して守り通すという観点から、警察と連携した対応を取ることが重要です。(p.2)
《2012年(平成24年)》
【平成23年度「児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査」について】文科省 平成 24 年 9 月 11 日
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/24/09/__icsFiles/afieldfile/2012/09/11/1325751_01.pdf
小・中・高等学校における、暴力行為の発生件数は約5万6千件と、前年度(約6万件)より約4千件減少し、児童生徒1千人当たりの発生件数は4.0件(前年度4.3件)である。(p.1)
【学校におけるスポーツ外傷等による脳脊髄液減少症への適切な対応について】文科省 平成24年9月5日
http://www.mext.go.jp/a_menu/kenko/anzen/1326836.htm
事故後の後遺症として通常の学校生活を送ることに支障が生じているにもかかわらず、まわりの人から単に怠慢である等の批判を受け、十分な理解を得られなかったことなどの事例があるとの指摘もなされています。
そのため、各学校においては、教職員等の脳脊髄液減少症に関する理解を深めるとともに、必要に応じ、養護教諭を含む教職員等が連携しつつ、個々の児童生徒等の心身の状態に応じ、学習面を含め学校生活の様々な面で適切にご配慮頂きますよう引き続きお願いします。
【学校における体育活動中の事故防止について】(報告書)文科省 H24年7月
http://www.mext.go.jp/a_menu/sports/jyujitsu/1323968.htm
安全指導に関しては、体育の授業における領域や運動部活動における競技において、領域や競技種目の特性などから事故の状況が異なることから、それぞれで整理することとし、特に柔道については個別に取り上げることとしたところである。
【学校における体育活動中の事故防止についての映像資料】(YouTubeにリンク)文科省
https://www.youtube.com/playlist?list=PLGpGsGZ3lmbBZpfbIZpdamkuUGAZsFHsX
【D柔道の安全な実施(保健体育科の授業)】(YouTube)文科省
https://www.youtube.com/watch?v=nmoWOUjppuM&index=5&list=PLGpGsGZ3lmbBZpfbIZpdamkuUGAZsFHsX&t=3s
〈事前〉・健康状態の把握(7分50秒)
〈指導中〉・運動の継続が可能かどうか適切な判断と処置
・突発的な脳しんとうを軽視しない
・セカンドインパクトシンドロームによる頭部外傷の危険性を十分に理解
〈事後〉けがの有無を確認
【E柔道の安全な実施(運動部活動)】(YouTube)文科省
https://www.youtube.com/watch?v=v9-_p8O2kw4&t=88s&list=PLGpGsGZ3lmbBZpfbIZpdamkuUGAZsFHsX&index=6
〈課題〉・保健体育科以外の教員が顧問になる場合がある(3分8秒〜)
・柔道経験のない教員が顧問になる場合がある
〈外部指導者 課題〉・必ずしも教員免許を持っていない(5分5秒〜)
・生徒の指導に長けているとは限らない
・安全確保のための十分な知識を持っているとは限らない
・勝つことのみを目指した活動になることがあるともいわれる
(顧問教員等が)心身の状況を正確に把握する。(特に)けが、既往症、心疾患等を確実に把握する。(8分5秒〜)
【学校における体育活動中の事故防止について報告書その1】文科省 H24年7月
http://www.mext.go.jp/a_menu/sports/jyujitsu/__icsFiles/afieldfile/2016/06/23/1323968_1.pdf
・頭部外傷では、柔道が約 1/3 を、溺水では水泳が 3/4 を占めている。(p.3)
・運動部活動における死亡・重度の障害事故を競技種目別にみると、柔道が 50 件(16%)と最も多く、その他、野球、バスケットボール、ラグビーの割合が多い(表 5−5)。(p.10)
・柔道の場合投げ 技で投げられて、地面や畳に頭部を強打することにより「脳しんとう」や「急性硬 膜下血腫」を引き起こす可能性がある。ただし、この2つの病態は、頭部の打撲を直接受けなくても脳が激しく揺さぶられる事で生じ得る事を理解すべきである(加速損傷)。(p.29)
【学校における体育活動中の事故防止について報告書その2】文科省 H24年7月
http://www.mext.go.jp/a_menu/sports/jyujitsu/__icsFiles/afieldfile/2016/06/23/1323968_2.pdf
「X柔道の安全な実施」(p.44〜)
〈危険な状態@〉(03−05)
・受が防御で踏みとどまったにもかかわらず取は上体を浴びせるようにして同体で倒れ込む。→受は真後ろに倒され後頭部を打ちやすい。
〈指導のポイント〉
・受が防御で踏みとどまった場合は、それ以 上同体となって倒れ込むことを禁止する。」
*最初は「脳しんとう」と思われた事例が、経過中に大きな出血を伴っていたことが報告されており、程度に限らず、慎重な経過観察が必要である。意識障害が確認された場合は、直ちに救急車を要請する必要がある。(p.51)
【「柔道の指導体制に関する状況調査」の結果(概要)】文科省 H24年4月27日
文部科学省スポーツ・青少年局
柔道の授業を実施する中学校数 6,837校 64.0%
【学校安全の推進に関する計画について】文科省 平成24年4月27日閣議決定
http://www.mext.go.jp/a_menu/kenko/anzen/1320286.htm
【学校安全の推進に関する計画(平成 24 年 4 月 27 日)概要】文科省
http://www.mext.go.jp/a_menu/kenko/anzen/__icsFiles/afieldfile/2012/04/27/1320286_1.pdf
【学校安全の推進に関する計画(表紙・目次・本文)】文科省
http://www.mext.go.jp/a_menu/kenko/anzen/__icsFiles/afieldfile/2012/05/01/1320286_2.pdf
【学校安全の推進に関する計画と文部科学省における取組例】文科省
http://www.mext.go.jp/a_menu/kenko/anzen/__icsFiles/afieldfile/2012/04/27/1320286_3.pdf
【学校安全の推進に関する計画(参考資料)】文科省
http://www.mext.go.jp/a_menu/kenko/anzen/__icsFiles/afieldfile/2012/05/15/1320286_4.pdf
「学校は、児童生徒等が集い、人と人との触れ合いにより、人格の形成をしていく場であり、児童生徒等が生き生きと学び、運動等の活動を行うためには、学校という場において、児童生徒等の安全が確保されることが不可欠となる。」(p.11)
【スポーツ基本計画の策定について(答申)】文科省 平成24年3月21日
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo0/toushin/1318914.htm
【第3章今後5年間に総合的かつ計画的に取り組むべき施策 1.学校と地域における子どものスポーツ機会の充実】文科省
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo0/toushin/attach/1319043.htm
体育・保健体育の授業や運動部活動等、学校の体育に関する活動においては、毎年度、重大な事故が報告されており、安全面での更なる配慮・工夫が求められている。
【柔道の授業の安全な実施に向けて】文科省 H24年3月
http://www.mext.go.jp/a_menu/sports/judo/1318541.htm
@ はじめに
http://www.mext.go.jp/a_menu/sports/judo/__icsFiles/afieldfile/2012/03/19/1318541_01.pdf
・武道の中でも特に「柔道」については、「危険ではないのか」といった不安の声もありますが、指導体制を整備し、生徒の状況をしっかり把握し、無理がない指導計画に基づき、安全に十分配慮して進めていただければ事故を回避することができます。(p.1)
・柔道の死亡見舞金の支給件数(平成元年〜平成21年)
〈授業〉高校10件
〈部活動〉中学校25件 高等学校46件
A 柔道の授業における安全管理のための6つのポイント(授業に入る前に)
http://www.mext.go.jp/a_menu/sports/judo/__icsFiles/afieldfile/2012/03/09/1318541_02.pdf
・たとえば「大外刈り」など後方 に受け身をとる技については、運動部の活動などで頭部外傷の事故が報告されており、 扱うとしても、受け身等を十分に習得した上で、学んでいくことが必要になります。(p.8)
B 柔道の授業における安全管理のための6つのポイント(実際の授業の中で)
http://www.mext.go.jp/a_menu/sports/judo/__icsFiles/afieldfile/2012/03/09/1318541_03.pdf
・技能の程度や体力が大きく異なる生徒同士を組ませることは事故のもとです。 必ず、同程度の生徒同士を組ませるよう特に教員が配慮しましょう。(p.9)
・何ら症状がなくても、頭部打撲があった場合は、当日の体育の授業は見学させ、その後も頭痛や気分不良などの自覚症状がないか継続して確認しましょう。帰宅後の家庭での観察も必要です。保護者に頭部打撲の事実を連絡して、症状悪化に注意 して経過を観察することが必要であることを伝えるなど、教員、生徒、保護者がともに状態を把握しておく必要があります。(p.14)
【参考】文科省
http://www.mext.go.jp/a_menu/sports/judo/__icsFiles/afieldfile/2012/03/09/1318541_04.pdf
〈脳しんとうについて〉一般的に「頭部に打撲を受け、意識消失(気を失う)がある状態」としか考えていなければ、それは明らかに間違いです。
【武道必修化に伴う柔道の安全管理の徹底について】文科省 H24年3月9日付通知
http://www.mext.go.jp/a_menu/sports/judo/
特に柔道については、最近、不安の声があることに鑑み、緊急対応策をとりまとめ、学校・設置者に対し、授業実施前の指導者・指導計画等の点検を要請するとともに、その点検状況の報告を求めることにしています。
【新しい学習指導要領の実施に伴う武道の授業の安全かつ円滑な実施について(依頼)】文科省
http://www.mext.go.jp/b_menu/hakusho/nc/1318536.htm
特に、初めて武道を学ぶ生徒が多いと想定されますので、授業開始前に、指導体制や指導計画、施設設備等について改めて点検し、安全確保のうえで遺漏なきようお願いします。
【武道必修化に伴う柔道の安全管理の徹底について(依頼)】文科省
http://www.mext.go.jp/b_menu/hakusho/nc/1318538.htm
特に、必修化される中学校における武道の授業の実施に当たり、柔道を行う学校については、安全管理の徹底を図る上で、各学校における平成24年度の柔道の授業の開始前に、下記の点について御確認いただき、より安全に指導できる体制にしていただくようお願いします。
【武道必修化(柔道)に向けた安全確保のための緊急対応】文科省
http://www.mext.go.jp/a_menu/sports/judo/1318634.htm
1.学校・設置者に対し、授業実施前の指導者・指導計画等の点検・見直し等を要請(3月)
2.点検状況及び見直しの状況を報告(5月)
3.各都道府県教育委員会等を集めての報告会・情報交換会を開催(6月頃)
4.柔道の授業における安全管理の資料を作成・配布(3月)
5.全日本柔道連盟等への協力要請(3月)
【体育活動中の事故防止に関する調査研究における海外調査】文科省 2012年3月30日
http://www.mext.go.jp/a_menu/sports/jyujitsu/1323969.htm
本調査は、学校管理下での体育の授業及び運動部活動中の事故防止等に資するため、諸外国における体育活動中等の事故防止に関する取組及び発生状況を調査することを目的とする。
【体育活動中の事故防止に関する調査研究における海外調査 報告書】文科省 2012年3月
http://www.mext.go.jp/a_menu/sports/jyujitsu/__icsFiles/afieldfile/2012/07/27/1323969_1_1.pdf
ドイツ体育事故死亡件数(幼稚園から高等教育段階)2005年4件 2006年5件 2007年1件 2008年3件 2009年1件 2010年0件
(当会注:日本中高部活動死亡事故件数2005年19件 2006年19件 2007年18件 2008年12件 2009年23件 2010年22件)
《2010年(平成22年)》
【 「平成21年度中学校武道必修化に向けた地域連携指導実践校」事例報告集】文科省 平成22年10月
http://www.mext.go.jp/a_menu/sports/jyujitsu/1298246.htm
【武道・ダンス指導における安全対策】文科省
http://www.mext.go.jp/component/a_menu/sports/detail/__icsFiles/afieldfile/2010/10/27/1298244.pdf
・体育的部活動の事故 発生率を武道と他の競技と比較してみる と、中学校で柔道が18.03%と最も高く、 また高等学校では相撲が28.57%、柔道 が16.64%とラグビーに次いで高い。(p.4)
・柔道着は厚く、剣道やなぎなたの防具は重く分厚いため熱がこもりやすいく、 体感温度が上昇し、発汗が亢進することも考慮する必要がある。これら熱中症が起きやすい状況にあることを認識して、 通風・換気・水分補給・運動量・休憩など熱中症の予防に努める。また体調不良や頭痛、手足しびれなどの症状が熱中症を疑う参考となる。重篤になる前に、休憩・水分や電解質(塩分)の補給・熱放 散など早めに対応する。(p.5)
・旧態依然とした経験と勘による授業運営ではなく、科学的トレーニング、 確かな指導法、応急手当などしっかりした力量を備え、よりよい授業を行うために、 教師自身も研鑽に努めることは事故防止の上でも大変重要である。(p.5)
【学校等の柔道における安全指導について(依頼)】文科省 平成22年7月14日付
http://www.mext.go.jp/b_menu/hakusho/nc/1315506.htm
(1)指導の前に児童生徒等の健康状態について把握するとともに、指導中の体調の変化等に気を配ること。また、児童生徒等が自身の体調に異常を感じたら運動を中止することを徹底させること。
【学校等の柔道における安全指導について(依頼)】文科省 平成22年7月14日付
全日本柔道連盟あて
http://www.mext.go.jp/b_menu/hakusho/nc/1295840.htm
柔道に係る事故が続いて発生したことは誠に遺憾であります。
【中学校武道・ダンスの必修化に向けた条件整備】文科省 平成22年7月
http://www.mext.go.jp/a_menu/sports/jyujitsu/1294568.htm
平成24年度から必修となる武道・ダンスを円滑に実施できるよう、地域の指導者や団体・武道場等を活用することで、中学校における武道・ダンスの指導の充実を図るための実践的な研究を行う。
【条件整備の概要(全体)】文科省
http://www.mext.go.jp/a_menu/sports/jyujitsu/__icsFiles/afieldfile/2010/07/05/1294568_1_2.pdf
3.用具対応・・武道関係備品・設備の充実・・全中学校に武道防具等を整備する・・武道用具等の整備 (地方交付税措置)・・新学習指導要領の円滑な実施に向けて中学校の教材(柔道畳、剣道防具一式等)を整備するための財源を措置
【中学校武道必修化に向けた地域連携指導実践校】文科省
http://www.mext.go.jp/a_menu/sports/jyujitsu/__icsFiles/afieldfile/2010/07/05/1294568_2_2.pdf
【地域スポーツ人材を活用した運動部活動等推進事業】文科省
http://www.mext.go.jp/a_menu/sports/jyujitsu/__icsFiles/afieldfile/2010/07/05/1294568_3_2.pdf
【中学校武道場の整備促進】文科省
http://www.mext.go.jp/a_menu/sports/jyujitsu/__icsFiles/afieldfile/2010/07/05/1294568_4_2.pdf
体育館等で武道を実施する際の問題点・・「安全性の確保」畳がずれ,隙間に足や手が挟まり,けがをする危険性がある 「授業への影響」 畳の準備,後片付けに時間がかかり,授業時間を有効に活用できない・・武道を,安全かつ円滑に実施するためには,武道場の整備が必要
【新学習指導要領の円滑な実施のための教材整備緊急3ヵ年計画】文科省
http://www.mext.go.jp/a_menu/sports/jyujitsu/__icsFiles/afieldfile/2010/07/05/1294568_5_1.pdf
《2009年(平成21年)》
【学習指導要領「生きる力」内容を一部修正】文科省 10月3日
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/youryou/chukaisetsu/
【学習指導要領「生きる力」】文科省 平成24年4月から
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/youryou/chu/
【学習指導要領「生きる力」第2章各教科第7節保健体育】文科省
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/youryou/chu/hotai.htm#top
F武道−(2)武道に積極的に取り組むとともに,相手を尊重し,伝統的な行動の仕方を守ろうとすること,分担した役割を果たそうとすることなどや,禁じ技を用いないなど健康・安全に気を配ることができるようにする。
【中学校学習指導要領 新旧対照表】文科省
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/youryou/chu/__icsFiles/afieldfile/2010/12/16/121505.pdf
第7節保健体育・第1目標・・心と体を一体としてとらえ,運動や健康・安全についての理解と運動の合理的 な実践を通して,生涯にわたって運動に親しむ資質や能力を育てるとともに健康の保持増進のための実践力の育成と体力の向上を図り,明るく豊かな生活を営む態度を育てる。(p.102)
(当会注:改定では「積極的に」が「生涯にわたって」と書き換えられた)
【学校施設における事故防止の留意点について】文科省 平成21年3月
http://www.nier.go.jp/shisetsu/pdf/jikoboushizentai.pdf
(3)転倒事故
転倒事故が起きた際の被害を最小限にするためには、誤って転倒し頭などを強くぶつけたときにもけがをしにくいなど、その場所の行動に応じた床材等を選択することも重要である。(p.17)
【中学校施設整備指針 第3章】文科省 平成21年以前
http://www.mext.go.jp/a_menu/shisetu/seibi/07082109/003.htm
3.武道場
(1)柔道及び剣道を行う専用の空間を独立性を確保して設置することが望ましい。
(2)屋内運動場と一体的に又は隣接させて,屋外運動施設と移動しやすく,かつ,相互に見渡すことのできる位置に
計画することが望ましい。
(3)更衣室,便所,防具置き場等の附属施設を一体的に計画することが望ましい。
(4)練習中の発声,衝撃等の校舎などへの影響に十分留意して計画することが重要である。
【中学校施設整備指針 第4章】文科省 平成21年以前
http://www.mext.go.jp/a_menu/shisetu/seibi/07082109/004.htm
3.武道場
(1)利用人数,利用形態等に応じた適切な面積,形状等とすることが重要である。
(2)器具室は,器具等の種類に応じ出し入れしやすいよう分類し保管することのできる面積,形状等とすることが
重要である。
(3)柔道を行う場と剣道を行う場は,別々に設けることが望ましい。なお,兼用する場合は,畳の収納空間を,出し入
れを行いやすいよう計画することが重要である。
【 93.公立中学校武道場整備費補助事業(新規)】文科省 平成21年以前
http://www.mext.go.jp/a_menu/hyouka/kekka/08100105/004/093.htm
平成19年5月1日現在,公立中学校10,150校,武道場整備校4,769校(整備率47.0パーセント)である。
平成25年度末までに,整備率70パーセントを目指す。
【 93.公立中学校武道場整備費補助事業(新規)〈達成目標11−1−5〉】文科省 平成21年以前
http://www.mext.go.jp/a_menu/hyouka/kekka/08100105/097.htm
公立中学校武道場整備率
平成15年 |
平成16年 |
平成17年 |
平成18年 |
平成19年 |
45.1% |
45.4% |
45.9% |
46.5% |
47.0% |
【11.新学習指導要領の円滑な実施のための教材整備事業(新規)〈達成目標2−1−1〉】文科省 平成21年以前
http://www.mext.go.jp/a_menu/hyouka/kekka/08100105/015.htm
1. インプット
本事業の予算規模は15,481百万円である。
(内訳)
・理数教材(少額設備) 3,247百万円
・図書教材 2,190百万円
・小学校外国語教材 2,388百万円
・和楽器 1,198百万円
・武道防具等 6,459百万円
【 11.新学習指導要領の円滑な実施のための教材整備事業(新規)】文科省
http://www.mext.go.jp/a_menu/hyouka/kekka/08100105/004/011.htm
公立の小・中学校の設置者に対し、新学習指導要領の実施に際し必要となる教材の整備に要する経費の一部を補助する。
補助対象 (5)武道防具 対象―中学校 補助率―1/2 補助事業者―市町村
【 体罰に関する文部科学省の対応】文科省 平成21年以前
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/04121502/030.htm
教職員自身が学校の場等において子どもの人権を侵害するような行為を行うことは断じてあってはならず、そのような行為が行われることのないよう厳しい指導・対応を行っていく。
《2007年(平成19年)》
【学校におけるスポーツ外傷等の後遺症への適切な対応について】文科省 平成19年5月31日
http://www.mext.go.jp/a_menu/kenko/anzen/1309682.htm
近年、スポーツ外傷等の後に、脳脊髄液が漏れ出し減少することによって、起立性頭痛(立位によって増強する頭痛)などの頭痛、頚部痛、めまい、倦怠、不眠、記憶障害など様々な症状を呈する「脳脊髄液減少症」とよばれる疾患が起こりうるのではないかとの報告が一部の研究者からなされています。
事故が発生した後、児童生徒等に頭痛やめまい等の症状が見られる場合には、安静を保ちつつ医療機関で受診をさせたり、保護者に連絡して医療機関の受診を促すなどの適切な対応が行われるようお願いします。
【 問題行動を起こす児童生徒に対する指導について(通知)】文科省 平成19年2月5日
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/07020609.htm
個々の懲戒が体罰に当たるか否かは、単に、懲戒を受けた児童生徒や保護者の主観的な言動により判断されるのではなく、上記(1)の諸条件を客観的に考慮して判断されるべきであり、特に児童生徒一人一人の状況に配慮を尽くした行為であったかどうか等の観点が重要である。(学校教育法第11条に規定する児童生徒の懲戒・体罰に関する考え方1−B)
《2006年(平成18年)》
【いじめ問題への緊急提言 −教育関係者、国民に向けて−】文科省 平成18年11月29日
教育再生会議有識者委員一同
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/kyouiku/houkoku/siryou1129.pdf
E学校は、いじめがあった場合、それを隠すことなく、いじめを受けている当事者のプライバシーや二次被害の防止に配慮しつつ、必ず、学校評議員、学校運営協 議会、保護者に報告し、家庭や地域と一体となって解決に取り組む。学校と保護者との信頼が重要である。
《2001年(平成13年)》
【「運動部活動の実態に関する調査(平成13年)」の結果】文科省
休部や廃部になった運動部の競技種目は、中学校で「水泳」、「ソフ トボール」、「バレーボール」、高等学校で「ソフトボール」、「柔道」などが多い。
《2000年(平成12年)》
【生徒指導上の諸問題の現状について】文科省 2000年12月
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shotou/003/toushin/001219.htm
【第9章 体罰】文科省
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shotou/003/toushin/001219o.htm#top
事件に関係した教員数は1,015人(前年度比13人増)で,事件に関係した児童生徒数は1,553人(前年度比66人減)である。
《1997年(平成9年)》
【運動部活動の在り方に関する調査研究報告 (中学生・高校生のスポーツ活動に関する調査研究協力者会議)】文科省 平成9年12月
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/sports/001/toushin/971201.htm
第2章1.活動日数・活動時間数について
〔運動部における休養日等の設定例〕(参考)中学校の運動部では,学期中は週当たり2日以上の休養日を設定。
· 高等学校の運動部では,学期中は週当たり1日以上の休養日を設定。
· 練習試合や大会への参加など休業土曜日や日曜日に活動する必要がある場合は,休養日を他の曜日で確保。
· 休業土曜日や日曜日の活動については,子供の[ゆとり]を確保し,家族や部員以外の友達,地域の人々などとより触れ合えるようにするという学校週5日制の趣旨に適切に配慮。
· 長期休業中の活動については,上記の学期中の休養日の設定に準じた扱いを行うとともに,ある程度長期のまとまった休養日を設け,生徒に十分な休養を与える。
· なお,効率的な練習を行い,長くても平日は2〜3時間程度以内,休業土曜日や日曜日に実施する場合でも3〜4時間程度以内で練習を終えることを目処とする。長期休業中の練習についても,これに準ずる。
☆これまでの運動部活動では,活動日数等が多ければ多いほど積極的に部活動が行われているとの考えも一部に見られたが,今後,各学校,各運動部において,適切に休養日等が確保されることを期待したい。
《1989年(平成元年)》
【 旧学習指導要領(平成元年度改訂)】文科省 平成元年3月
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/old-cs/
中学校学習指導要領 第2章各教科第7節保健体育
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/old-cs/1322467.htm
F武道(2)伝統的な行動の仕方に留意して、互いに相手を尊重し、計画的に練習や試合ができるようにするとともに、勝敗に対して公正な態度がとれるようにする。
《1957年(昭和32年)〜2010年(平成22年)》
【第3章 文部科学省関係通知文】
https://ehime-c.esnet.ed.jp/hosupo/bukatuguid/undoubukatudougaido_02/B05_03syou.pdf
(4) 運動部の練習については、生徒の健康や学業を十分考慮するとともに、できるだけ短時間に練習効果のあがるように指導すること。(p.98)
当会注:文科省内の古い資料が見つけられなかったため、愛媛県教育委員会資料を使用