「柔道による負傷事故の分析」ー 部活動よりも授業でのリスクが高い

名古屋大学の内田良准教授が2012年12月16日に速報として出された分析データを掲載いたします。
中学での柔道による負傷事故(死亡・障害事故を除く)に関する保健体育と部活動の比較データです。

骨折事故と頭部・頸部への負傷事故に別けて分析をされており、

骨折事故については授業でも部活動でも同程度の割合で発生していること。

死亡や障害事故に直結する可能性がある頭部や頸部への負傷事故については、部活動よりもむしろ体育授業中の方が多く、部活動の2.4倍の割合で授業中に発生していることが解ります。

部活柔道では事故が多発し危険であるが授業でのリスクは低いとする見解が全柔連関係者、文科省関係者より示されていましたが、この新しい分析結果をみる限り、柔道授業でのリスクの高さは部活動以上であることが解ります。
この新しい分析結果は、武道必修化を前に必ず議論をされなければいけない内容です。

柔道による負傷事故の分析(速報)
 名古屋大学:内田良准教授(2011年12月16日)




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