五輪銀メダリスト小川直也氏の道場で子どもに虐待か。

2015年1月31日付の朝日新聞において、柔道五輪銀メダリストの小川直也氏が道場長を務める神奈川県茅ケ崎市の小川道場で、小川氏が継続的に暴力をふるっていたとする陳述書が、指導料の支払いを巡る訴訟の中で被告側の元道場生の親から出されていることがわかったと報じられました。

子ども2人が道場に通った茅ケ崎市の母親の陳述書によると、小川氏はプラスチック製のバットで2人の尻をたたいたほか、中学生に絞め技をかけ気絶させるなどの行為をしていたと指摘、また、次男が通っていた同市の父親の陳述書によると、小川氏が道場生を殴って口から出血させたり、長時間の練習中に居眠りする子どもの目を覚ますために口に氷を詰めたりする行為を見た次男が恐怖を感じ、退会したとしています。
小川道場には主に幼稚園児や小中学生が通い、かつて道場で練習を見たことがある男性は取材に対し、「体罰を超えた虐待。両手で平手打ちを延々とやられた子や、小学生で失神するまで絞め技をされた子がいる。柔道着を見ただけで泣き出す子もいた」と話しているということです。

一方、小川道場のマネジメントを担うアソシアードマネジメントの責任者は「弁護士に聞き取り調査を依頼したところ、そういう事実は確認できなかった」と回答。聞き取りの対象については「現在小川道場に通っている子どもやその親、指導者で、退会した子どもや親、指導者は調査していない」と話しています。

記事の詳細は、以下のリンクを参照ください。
http://www.asahi.com/articles/ASH1Z53DRH1ZUTQP00Q.html

全柔連が、柔道における暴力の根絶を推進している中でのニュースです。
町道場やスポーツ少年団で柔道を指導する指導者には、全日本柔道連盟の公認指導者資格を持つ必要がありますが、暴力の根絶のためね、公認資格制度の厳格な運用と罰則規定を明確に示すべきだと考えます。




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