MIT テクノロジー・レビューの記事「スポーツ中の子ども達に脳損傷のリスクはあるか?」

MIT テクノロジー・レビュー (マサチューセッツ工科大学発行の科学雑誌)に「スポーツ中の子ども達に脳損傷のリスクはあるか?(Are Young Athletes Risking Brain Damage?)」という記事が掲載されています。

http://www.technologyreview.com/review/544466/are-young-athletes-risking-brain-damage/

【記事の抄訳の一部】
スポーツ中に脳に繰り返し衝撃がかかると、長期的影響を与える可能性があることが既に報告されている。
NFLの元選手たちが焦点になっているが、さらに注目が必要なのが子ども達である。
脳震とうに対し子ども達の脳は成人より長期ダメージを受けやすい可能性がある。
8歳から12歳の間に子どもの脳は集中的に軸索が成長し髄鞘化がおこり、コミュニケーション能力が育つ。
この重要な時期の前に軸索損傷が起きると脳が十分に成長せず、長期的な障害が出るかもしれない。
スポーツ中に特別なヘルメットをかぶるなど提案が出されているが、それでは不十分で、子どもたちのスポーツのルールを見直す必要があるのではないか?

マサチューセッツ工科大学の科学雑誌なので我々素人には「髄鞘化(myelination)」など理解しにくい専門用語も出てきますが、子どもたちの脳しんとうを軽視するのは非常に危険だということがわかります。

ご興味のある方は是非ご一読ください。
2016年1月9日




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