全柔連が「重大事故発生と事故防止の啓発活動に関するお願い(再)」を再度通達

10月12日、全柔連が、「重大事故発生と事故防止の啓発活動に関するお願い(再)」を、全国の各都道府県柔道連盟(協会)に向けて再度発信した。
http://www.judo.or.jp/wp-content/uploads/2016/10/
a659ca5f6300db9baf063ee315a18df6.pdf

全柔連の事故に対する警告通達は、今年度に入ってからすでに4回目である。
http://www.judo.or.jp/p/39641

下記サイトからもわかるように、全柔連は事故防止のために次々と対策を講じている。
http://www.judo.or.jp/p/39552

全柔連の「重大事故総合対策委員会」に出席して強く感じるのは、各委員の「なんとかせねば!」という緊迫感である。
それに引き換え、現場の指導者から聞こえてくるのは、「ああ、また事故が起こったかぁ~」というのんきな反応である。
この落差はいったい何なのか。

・柔道は武道だから、死亡事故や重度障害者が出ても「しょうがない」と思っているのか
・骨折や脳しんとうは日常茶飯事だから、事故にその都度驚いていられないのか?
・自分が学んできた指導方法が間違っていても、それを過信したまま同じ指導を行なっているのか?
全柔連が出している指導マニュアルや事故に関する通達を、全く読んでいないのか
読んではいてもあえて無視しているのか?

指導者の方々は、是非、子ども達に訊ねていただきたい。
「柔道で命を失っても、一生寝たきりになっても、君は柔道をやりたいか?」と。
子ども達の返答は、考えるまでもないであろう。

柔道の重篤事故は、「手加減」ひとつで100%防げる
相手に怪我をさせるのは、柔道ではない。
柔道は武道でありスポーツである。スポーツで人が死ぬのは明らかにおかしい

2016年10月22日




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