運動中の心停止、生存率が2倍以上に AEDが普及

2005年、千葉県の高校で、試合形式での柔道授業中、柔道部員に倒された生徒が心臓震盪を発症した。その時、武道場の中央で全体を監視していた担当教諭は発生状況が掴めないまま現場で処置を開始し、即座に救急車を要請しなかった。
2005年当時、夏の甲子園大会にAEDを持ち込んだニュースが流されていたが、この高校には未だAEDが設置されていなかった。あまりにも救急車の到着が遅いと感じたため、授業を見学中の生徒が自分の携帯で119番通報した程であった。その後、教頭が救急車を要請したが、高校校門前の消防署からの救急車到着は発症後かなりの時間が経過したためか、救急隊によるAEDの処置さえできない状態になっていた。
標題は以下のニュース記事からの引用だが、その後12年が経過し、AEDが学校や公共機関、コンビニなどに設置されるまで普及したことから、運動中の心停止、生存率が2倍以上になったことが報告されている。
http://www.asahi.com/articles/ASK854RGGK85ULBJ004.html
【運動中の心停止、生存率が2倍以上に AEDが普及】朝日新聞2017年8月7日

AEDは誰にでも簡単に使用できるので、意識がなく問いかけに反応しない人を見つけたら、勇気を出してAEDを使用して救命して欲しい。
<以下のリンクはAED操作手順の説明>
AEDを使用する必要があるかどうかはAED自体が全て音声で知らせてくれるので、安心して使用して欲しい。
https://www.secom.co.jp/sp/business/medical/pop_aed.html
【AEDの使用方法と心肺蘇生の手順について】SECOM

2017年8月10日




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