国会議員主催による「学校における柔道事故に関する勉強会」に参加

2011年12月16日、衆議院第2議員会館にて民主党の中根康浩議員、初鹿明博議員が主催された「学校における柔道事故に関する勉強会」が開催され、全国柔道事故被害者の会から6家族8名が参加いたしました。

勉強会に参加いただいた議員、資料を持ち帰られた議員、秘書の方を含め15名以上の国会議員の方に、柔道事故の現状と問題点、事故撲滅への提言をお伝えすることができました。また、文科省のご担当者、30名を超すマスコミの方々もご出席をされ、非常に大きな成果のあった勉強会であったと思います。

勉強会では、4家族より自分たちの子供が被害にあった状況を報告した後、「柔道事故の現状」、「重篤な脳損傷事故の発生機序」、「柔道事故撲滅のための提言」、「被害者の会のあゆみ」、「全柔連の指導者資格制度について」さらに、これまで当会に寄せられたアンケートやメールより「武道必修化についての不安意見」を発表いたしました。
また、名古屋大学の内田良准教授の最新の分析データである「柔道による負傷事故の分析(速報)」を配布し、死亡、傷害事故に直結する可能性のある頭部や頸部への負傷事故は、部活動よりも授業での柔道の方が多発していることをについても言及をいたしました。

主催をされた中根議員からは、当会からの発表を受けて文科省のご担当者に対して、「武道必修化の導入を延期することもふくめて検討が必要ではないか」とするご発言もあり、学校現場での柔道事故について憂慮される姿勢が示され、今後もこの勉強会が継続して開催される事となりました。

最も多く発生している学校管理下の柔道事故、その撲滅のための大きな一歩になる勉強会でした。




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