柔道事故:大阪で6歳の男児が死亡
今年の11月に大阪の柔道教室で6歳の男の子が亡くなっていた事がわかりました。
11月の死亡が今まで表に出て来なかった事自体、柔道事故の暗部を物語るものです。
これで私達被害者の会が掌握している今年の柔道での未成年の死亡者は6人となりました。
以下、産經新聞の記事より
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大阪市此花区の柔道教室で11月、同区内の市立伝法小1年の男児(6)が、指導者の男性(35)との練習中に意識を失って倒れ、数日後に死亡していたことが26日、大阪府警此花署などへの取材で分かった。司法解剖で男児の死因は不明とされたが、同署は男児が頭を強打して死亡した業務上過失致死の可能性もあるとみて、男性から事情を聴くとともに、死亡との因果関係について慎重に捜査している。
捜査関係者によると、男児は11月10日午後4時半ごろから、整骨院に併設された柔道教室で、整骨院の診療助手の男性と2人で足払いや受け身、寝技などを練習。開始から約20分後の休憩中に吐き気を訴えたが、練習は続行された。
男児はさらにせき込み出したが、そのまま乱取りの練習に入り、午後5時20分ごろ、男性に足払いで投げられ、立ち上がった直後に倒れて意識を失ったという。男児は数日後、大阪市内の病院で死亡した。
捜査関係者によると、男児が吐き気などを訴えていたにもかかわらず練習を続けた理由について、男性は「(途中でやめると)根性が育たないと思った」と説明しているという。
生徒募集のチラシには、男性について「柔道4段」「学生時代、柔道の名門大学で活躍した」などと記されていた。
男児の保護者は産経新聞の取材に対して、「今はそっとしておいてほしい」と話している。
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この記事のよれば、体調不良を訴えている小1の子どもに対して「根性が育たない」という理由で練習を続けさせたという事です。
未だに、この手の指導者が蔓延している事に柔道事故の根の深さを感じます。
私達が今年の春から訴え続けていた事は、まさにこのような無知で無謀な指導者の排除でした。
亡くなられた男の子のご冥福をお祈りいたします。