朝日新聞:全柔連医科学委員会副委員長の二村雄次氏のインタヴューが掲載。
本日(2011年7月5日)の朝日新聞のオピニオン欄において全柔連医科学委員会副委員長の二村雄次氏のインタヴューが全面で掲載されました。
二村先生は、私達のシンポジウムにもお見えになっていただき、多発する柔道事故に心を痛められ、事故撲滅を真摯にお考えになっていただいています。
インタヴューの中で二村先生は、名古屋大の内田良準教授より中高における柔道の死亡事故の多さを知らされた時に「想像を絶する世界だった」と話されています。
また、来年度から始まる武道必修化を現状のままで行うことに懸念がある事にも触れられています。
さらに、柔道事故が起きた時に「第三者による柔道事故調査委員会を設けるべきだ。原因を突き止め、再発防止策までつくる。二度と被害者を出さないために絶対に必要」と話されています。
最後に、胆道がん治療の世界的権威としても知られる二村先生は、こう締めくくっています。
「私は医療事故では『逃げない、ごまかさない、隠さない』という姿勢が大事だと言い続けてきた。柔道事故でも同じ事を強く言いたい」
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