中学、高校の学校内における柔道事故の死亡者は、29年間(1983年〜2011年)で実に118人にも上ります。毎年4人以上の中高生が、柔道事故で亡くなり続けてきました。
(内田良名古屋大学大学院准教授著「柔道事故」河出書房新社より)
注:この118人には、学校外の柔道教室などの死亡事故や、大人の死亡事故、日本スポーツ振興センターに記録が残っていない1982年以前の犠牲者は含まれていません。

重篤事故は残念ながら発生し続けていますが、幸いなことに2012〜2014年の3年間の死亡事故はゼロでした。全日本柔道連盟のご努力や当会の微力ながらの啓蒙活動が効を奏したと喜ばしく思っておりました。
しかし、残念ながら2015年5月福岡市の中学1年生が部活中に急性硬膜下血腫を発症して死亡、その前日には大分市の高校で1年生が部活中に急性硬膜下血腫を発症して遷延性意識障害(植物状態)、8月横浜市の高校1年生が熱中症で死亡、12月兵庫県の中学2年生が頸椎脱臼骨折を発症しました。
今年も4月仙台の高校3年生が頸椎脱臼骨折で死亡、5月群馬の中学3年生が大外刈りで投げられて急性硬膜下血腫を発症、6月愛知の社会人が頭を打って急性硬膜下血腫を発症して死亡しました。さらに8月栃木の中学1年生が大外刈りで投げられて外傷性くも膜下出血、両側急性硬膜下血腫を発症、同じく8月青森の中学1年生が急性硬膜下血腫を発症、と重篤事故が立て続けに発生しています。
たとえ命が助かっても、脳損傷も頸髄損傷も重篤な後遺症を一生抱えなければなりません。

我が子と同じ被害者を二度と出さないために、そして事故に遭われた方々を同じ柔道事故被害者家族の立場からご支援するために、当会は活動して参ります。

2014年7月30日:全日本柔道連盟への要望書(PDF)
2014年5月20日:柔道の刑事裁判で指導者に有罪判決が確定 当会からのメッセージ
2013年1月31日:「体罰」問題についてのメッセージ
2012年2月7日:文部科学省、民主党幹事長への要望書(PDF)
2010年7月8日:頻発する柔道事故に対しての緊急メッセージ

更新履歴

各種相談窓口